アボリジニ オーストラリアの先住諸民族について

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アボリジナルアートとディジュリドゥ

 

伝統的にオーストラリア先住諸民族アボリジニは、天地創造の時代(ドリームタイム)より存在する精霊を信仰してきました。精霊こそが自然界全てを創造し、生けるもの全ての祖先となったのだと考えます。そして伝統的儀式を司り、踊り、歌、絵画などによって、あらゆるものに生命を吹き込むのだと考えるようです。

 

アボリジナルアート

アボリジニ文化は、現在のオーストラリアの芸術において大いなる恩恵をもたらしました。アボリジナルアート(アボリジ二芸術)として知られる洞窟壁画やロック・アート(岩壁画)、アウトバック(赤茶け乾燥した内陸地)の点描画は独特な芸術的美しさと同時に、民族に伝わる物語等が描かれています。数万年前のアボリジニがオーストラリア大陸に定住し始めた頃と思われるアボリジニ美術には、黄土を使い死者を装飾したものもあったようです。

文字をもたないアボリジニにとって“絵”とは後世に民族的な伝えを残す目的があります。そしてアボリジニにおいて、伝統的アボリジナルアート自体が、描かれた土地と同様に、祖先より受け継いだ精霊的な遺産の一部である考えているようです。

伝統的なアボリジナルアートには、見せる目的ではなくむしろ神聖な目的、民族内での言い伝えといった秘密的な要素があったようで、儀式にてイニシエーションを受ける者にだけ、描かれたものが明かされるという事もあったようです。

伝統的なアボリジナルアートでは、色だけでなく特別な効果を得る為に、植物や土壌物質を多く使用します。一方近年では、通常の絵画用キャンバスや絵具などを使用し、儀式的なニュアンスよりむしろ美術的な作品として描かれる事も多いようです。

 

ディジュリドゥ

ディジュリドゥとは、ユーカリの木から作られる管楽器で、世界最古の楽器の一つとも言われているようです。昔からオーストラリア先住民族アボリジニが儀式(精霊と交信するための祭儀)で使用していたとそうです。

ディジュリドゥはすべてが手作りの為、それぞれ形や長さ、響く音が異なります。伝統的にシロアリに幹の中を食べ尽くされ空洞となったユーカリの木を 1,2メートルの長さに切り、そして表面を磨き、口当ての部分に蜜蝋(ビーズ・ワックス)などを塗り、その上に白、黒、黄色、赤の4色の岩絵具でペイントを施します。ユーカリは数百種ありますが、シロアリが好んで食べるのは数種類に限られるそうです。

自然精霊信仰のアボリジニにとってディジュリドゥは神聖な楽器であり、それ自体に精霊が宿り、その音色に耳を澄ますと精霊の声が聞こえてくるのだとも言われているようです。身体に響き伝わる低音には、癒し効果があるとも言われているようです。循環呼吸法(サーキュラー・ブリージング)と呼ばれる呼吸法を用いて、口当てから息を吹き込み、同時に唇を震わせ、ディジュリドゥ内で共鳴させることで、独得の音色を発するそうです。

ディジュリドゥの名称はアボリジニによる伝統的呼び名ではなく、その音色より白人が命名したとのだと言われています。この楽器の呼び名はアボリジニの部族間で異なるようです。また、伝統的にディジュリドゥの伝わる地域はオーストラリア大陸北部が中心のようです。更に、一般にディジュリドゥは男性の楽器とされ、部族によっては女性が触れることを善しとしないそうです。

 

 

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アボリジニとオーストラリア大陸の歴史 >>

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WA>西オーストラリア州について:2006年6月19日更新

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